本州最北端、マグロが集う好漁場
本州最北端・大間崎
漁師の町、大間
本州最北端の大間崎がある大間町は、マグロの町として全国的に有名です。日本海と太平洋をむすぶ津軽海峡には、季節ごとに移動する魚が海流にのってやってくるため、これらをえさにするマグロが集まります。質のよいえさを食べて育ち、脂がのったマグロは「大間まぐろ」のブランド名で知られています。また、大間周辺の段丘面上では古くから牧畜が行われており、育てられた牛は大間牛として知られ、「陸まぐろ」とも呼ばれています。
マグロ(クロマグロ)
大間牛(陸まぐろ)
海の豊かさの象徴、海鳥
海に突き出た地形により風が強く吹きつけ、津軽海峡が荒々しく波うつ、本州最北端の大間崎。厳しい環境のようにも思えますが、魚介類をえさとする海鳥の姿が絶えることはなく、沖合に浮かぶ弁天島には繁殖期になるとたくさんの海鳥が巣を作ります。2012年には、オオセグロカモメ250組、ウミネコ4800組のつがいが弁天島で繁殖したという研究もあります。この営みが、大間の海のゆたかさを物語っています。
黒と白の大間崎灯台
海鳥の繁殖期の弁天島
もっと深掘り!
ブラキストン線
津軽海峡はたった20kmの幅しかありません。しかし、この津軽海峡が北海道と本州を隔て、生きものたちの移動や分布域の拡大をはばんできました。ツキノワグマやニホンザルなどのように、下北半島が分布の北限となっている生物は数多くあります。この生物分布境界は、提唱した学者の名前から「ブラキストン線」と呼ばれています。
西吹付山展望台からのぞむ大間崎
オオセグロカモメと雛鳥
エリア情報
本州最北端の地
エリアの見どころ
旅好きなら一度は訪れてみたい本州最北端の町。「大間まぐろ」のブランドで知られる本マグロ(クロマグロ)が有名です。
下北半島国定公園大間崎
弁天島周辺は良質な漁場
大間まぐろ
マグロのお寿司
大間崎へのアクセス
- 下北駅から車で60分
- 下北駅から下北交通路線バス佐井線(下り)に乗車し、大間崎バス停で下車
- 函館フェリーターミナルからフェリーで90分、大間フェリーターミナルから大間崎まで徒歩40分、路線バスで10分
※大間フェリーターミナルにレンタカーあり
周辺の拠点施設
大間崎レストハウス
「本州最北端の地」の碑やマグロモニュメントのある大間崎。レストハウス内では観光パンフレットをご覧いただけるほか、無料休憩所としてもご利用いただけます。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中
TEL | 0175-37-4353 |
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住所 | 〒039-4601 青森県下北郡大間町大間大間平17-1(Googleマップ) |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 11月~4月下旬まで冬季閉鎖 |
その他 | 駐車場/周辺にあり トイレ/あり 売店/周辺にあり レストラン/周辺にあり |