多様な生きものがくらす岩石海岸

ちぢり浜の奇岩

ちぢり浜の奇岩

奇岩の浜

津軽海峡に面するちぢり浜では、奇妙な形の岩や、岩の表面にあいたポットホール、蜂の巣状構造などを観察することができます。この複雑な形は、長い時間をかけて波が岩を削った結果できたものです。岩石をよく見ると、砂鉄が含まれていてしま模様となっていることから、砂が固まってできた砂岩であることがわかります。また、軽石をはじめ、大畑カルデラができたときの火山噴出物を含む砂岩を観察することもできます。

「弁慶の足跡」

「弁慶の足跡」

上部の層には軽石が多く含まれる

上部の層には軽石が多く含まれる

生きものたちのちぢり浜

津軽海峡は暖流と寒流、ふたつの海流の影響を受けるため、それぞれを好む生きものが共生し、多種多様な生きものがくらしています。また、複雑な形の岩やポットホールは干潮時に海水が取り残され、潮だまり(タイドプール)となり、生きものたちの生活の場所となっています。干潮の時間をねらってちぢり浜に行ってみると、潮だまりのすぐ近くで観察ができるため、様々な生きものたちのくらしのようすを見ることができるはずです。

ポットホール

すきまに入り込んだイワガニ

すきまに入り込んだイワガニ

もっと深掘り!

さまざまな波食地形

波による侵食を「波食」といいます。ちぢり浜では、くぼみに入り込んだ岩石が波によって回転してできる「ポットホール」や、海面の高さにできる「波食くぼ(ノッチ)」などがみられます。岩の表面に見られる「蜂の巣状構造」は、海水中の塩分によって岩がもろくなってできると考えられていますが、まだよくわかっていません。

ポットホール

ポットホール

蜂の巣状構造

蜂の巣状構造

ポットホールのできかた

エリア情報

様々な形の岩

様々な形の岩

エリアの見どころ

ちぢり浜では、複雑な形の岩やポットホールにくらす生き物たちを間近で観察することができます。干潮時を狙って訪れるのがおすすめです。

取り残された小魚

取り残された小魚

ポットホールに入り込んだマダコ

ポットホールに入り込んだマダコ

花咲くちぢり浜

花咲くちぢり浜

干潮のちぢり浜

干潮のちぢり浜

ちぢり浜へのアクセス

  • 下北駅から車で40分
  • 下北駅から下北交通路線バス佐井線(下り)に乗車し、赤川バス停で下車、徒歩2分
    ※干潮時の見学を推奨します。

周辺の拠点施設

下北自然の家
下北自然の家

さまざまなプログラムを提供している下北の生涯学習拠点。敷地内には津軽海峡を一望できる展望所があります。※展望所をご利用の際は施設入口のスタッフにお声がけください。

TEL 0175-34-6151
住所 〒039-4401 青森県むつ市大畑町佐助川399(Googleマップ
営業時間 ※お問い合わせ受付時間
月曜~金曜/8:15~17:15
定休日 12月28日~1月4日
HP https://kyoushin.org/shizennoie/
その他 駐車場/あり
トイレ/あり
売店/なし
レストラン/なし

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