ダイナミックな景色が連なる秘境

下北半島西海岸・焼山崎
迫力満点の断崖絶壁
むつ市脇野沢地区から佐井村牛滝地区にかけての海岸は、約16kmにわたって、高さ100mを超える断崖絶壁となっています。岩石に含まれる鉱物が変質することによって色の変化が生まれ、赤や黄色など、色とりどりの岩肌がむき出しになったダイナミックな景色が特徴です。しかし、この景色は、船の上からしか見ることができません。焼山崎エリアと呼んでいるこの一帯は、夏しか訪れることができない、下北のかくれた名所です。

新山崎

津軽半島から見た焼山崎エリア
もっと深掘り!
大地を歩く、大地を探る
今から約200年前に、海岸線を歩いて測量を行い、精密な日本地図を描いたことで知られる江戸時代の測量家・伊能忠敬も、下北半島を訪れています。焼山崎の写真を見ればわかるように、下北半島西海岸は断崖絶壁。当時すでに50代後半だった伊能忠敬本人による測量は断念され、弟子たちが測量を行いました。
下北ジオパークでは、大地の研究も行われています。弘前大学 理工学部 地球環境防災学科 岩鉱グループの教員・学生が結成した「下北ジオパーク研究グループ」は、下北各地で露頭(岩石や地層が露出しているところ)観察や岩石採取などの調査を行い、地球科学的な研究を進めています。
研究が進むとともに、下北で過去に起こった火山活動のようすが明らかになりつつあります。仏ヶ浦の年齢がわかったように、下北の大地の成り立ちも、今後より詳しくなったり、時には変化したりしていくと考えられます。

地域の方も交えた打ち合わせ

船を用いた調査

仏ヶ浦での露頭観察

薬研での調査
エリア情報

色とりどりの断崖絶壁
エリアの見どころ
赤や黄色、黒など、色とりどりの岩肌が特徴的なエリア。断崖絶壁のため、陸路からはアクセスできず、脇野沢から北へ向かう遊覧船からしか見ることができない、下北の秘境です。

焼山崎

焼山崎
焼山崎へのアクセス
- 【海路】
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※焼山崎は脇野沢港~仏ヶ浦の観光船の道中でご覧いただけます
①下北駅~脇野沢港- 下北駅から車で60分
- 下北駅からJRバス下北線(下り)に乗車し、フェリー前バス停で下車
②脇野沢港フェリーターミナルから観光船で45分
周辺の拠点施設

脇野沢港フェリーターミナル
仏ヶ浦や鯛島、青森市などへ向かう遊覧船乗り場。下北地域の観光パンフレットがご覧いただけます。隣には海鮮丼や脇野沢名物の焼き干しを使ったラーメンを食べられる食堂もあります。
TEL | 0175-44-3371 |
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住所 | 039-5327 青森県むつ市脇野沢本村227(Googleマップ) |
その他 | 駐車場/あり トイレ/あり 売店/なし レストラン/建物隣にあり |