林業の歴史が育む美しい渓流
紅葉の季節の薬研
大畑カルデラと紅葉
大畑川の上流に広がる薬研渓流は、季節によってその景色のいろどりを変え、観光地として、また地域の人々の癒しの場所として親しまれています。とくに、10月〜11月の紅葉の季節は多くの人々がおとずれます。地図をよくみてみると、薬研エリアも恐山周辺と同じカルデラ地形だとわかるのではないでしょうか。大畑カルデラとよばれるこの地形と流れる大畑川が、昼夜の寒暖差を大きくすることで、紅葉は美しく色づきます。
薬研渓流
大畑カルデラ
林業の歴史を感じられる場所
ヒバ(ヒノキアスナロとも)は、北海道南部〜関東南部にかけて生育するヒノキ科アスナロ属の樹木です。香りが強く、丈夫で美しいヒバは、古くから木材として使用されました。薬研をはじめ下北の各地で生産されたヒバ材は、江戸時代〜明治時代には船で、大正時代以降は鉄道で全国各地へ運ばれました。薬研エリアでは、かつて木材の運搬に使われた鉄道の軌道(レール)や、手掘りのずい道(トンネル)を見ることができます。。
ヒバ林と森林軌道
手掘りのずい道
もっと深掘り!
かっぱが見つけた?温泉
薬研では、火山の恵みともいえる温泉を楽しむことができます。奥薬研温泉かっぱの湯は、恐山を開いた慈覚大師円仁という僧がかっぱに助けられたという伝説が残されています。「薬研」という地名も、温泉のわきでる湯口が薬をすりつぶす薬研という道具に似ていたことから名付けられたといわれています。
奥薬研修景公園レストハウスのかっぱ像
奥薬研温泉かっぱの湯
エリア情報
紅葉の薬研渓流
エリアの見どころ
夏には新緑、秋には紅葉と、季節によって彩りを変える景色を楽しむことができる場所。かつてヒバなどの木材を運んでいた森林鉄道のレールやずい道(トンネル)も残っています。
新緑の大滝
森林鉄道のレール
ずい道の内部
奥薬研温泉かっぱの湯
薬研渓流へのアクセス
- 下北駅から車で45分
周辺の拠点施設
奥薬研修景公園レストハウス
総ヒバ造のログハウスが目印の隠れ家的スポット。館内には夫婦かっぱの湯(有料)、むつ産素材を活かした料理が楽しめるレストラン、お土産コーナーがあります。外にある足湯は無料でご利用いただけます。
TEL | 0175-34-2008 |
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住所 | 〒039-4401 青森県むつ市大畑町赤滝山1-3(Googleマップ) |
営業時間 |
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定休日 | 12月29日~1月3日 11月~4月末までの毎週火曜日 |
HP | https://oku-yagen.jp/ |
その他 | 駐車場/あり トイレ/あり 売店/あり レストラン/あり |