大間町南部から佐井村北部の海岸は露出する岩石や断崖が頻
繁に見られ、海岸線をなでるように走る国道からの眺めは、
大地のダイナミックさを感じさせてくれます。
津鼻崎では、木々が生い茂る遊歩道を通り抜けた後、視界の
広がりとともに高台から海をはさんで北海道を眺められ、
その眼下に見事な柱状節理を見ることができます。
迫力ある柱状節理からなる見事な岩壁と岬が見所です。
その地質は静穏期に活動したデイサイトの貫入岩であり、
比較的細身な柱状節理が特徴です。
下北半島の西海岸には静穏期に海底で噴出した安山岩~
デイサイト質の火山岩類および火山砕屑岩類が分布します。
この地域に産出する溶岩の柱状節理は比較的細身に割れる
ため、その特徴を生かし様々な用途に利用されてきました。

津鼻埼

津鼻崎は、迫力ある柱状節理の見事な岩と
柱状節理からなる岬が見所のジオサイト。
その地質はカルデラ火山弧期に活動した石
英安山岩質の貫入岩であり、比較的細身な
柱状節理が特徴です。
10m程の断崖が1kmにもわたって続く第三
紀中新世の火山岩でデイサイトの美しい柱
状節理が見られます。
また、「スカシユリ」の群生地で、野の花
が咲き、潮風が吹き抜ける心地の良い場所
で、遊歩道を歩きながら自然を満喫できま
す。

材木岩

津鼻崎のある材木地区を始め、大間町から
佐井村にかけては、柱状節理の発達した石
を材木のように積み重ねたり並べたりして
活用することから、「材木石」と呼び古く
から利用していました。現在でも国道沿い
でもこの石を活用しているのが、見られま
す。
材木岩は、赤石海岸から津鼻崎へと続く火
山岩の柱状石群の総称です。

赤石海岸

国道338号線を大間から佐井方面に車で
15分。
大小の奇岩が海中から突き出して、独特
の味わいのある風景が楽しめます。特に
夕暮れ時がおすすめです。
津鼻崎から1 kmほど北にあり、アクセス
の良いその海岸には海底熱水変質を受け、
黄鉄鉱の等の鉱物が観察できる露頭・岩
体がいくつか観察できます。
この付近ではかつて赤石鉱山として小規
模な銅等の採掘がおこなわれていました。