まさかりの刃にあたる恐山を含む山地とまさかりの柄である 下北丘陵をつなぐ田名部平野。大地の隆起と海水準変動に作 り出されたこの平野は、下北地域の人口の約半数の生活の場 となっており、各種産業が営まれています。 むつ市郊外のなだらかな丘陵地が広がる標高約30mの斗南ヶ 丘は、約12万年前以降に隆起した下北最大の段丘面です。 この「斗南ヶ丘」とは、戊辰戦争で幕府側につき敗れた会津 藩が家名再興のため下北を含む青森県に移り、藩名を斗南 (となみ)藩と改め、町を置く段丘面に名づけた地名です。 開墾・開拓・作付には大変な苦労を伴いましたが、現在では 下北を代表する酪農地帯として、市民や観光客に親しまれて います。 |
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海成段丘 むつ市郊外のなだらかな丘陵地が広がる |
酪農 斗南藩の開墾は思うように進みませんで |
田名部川 東通村の朝比奈平が水源で北に流れ、東 |