下北では、江戸時代に北前船による各地との交易が盛ん
に行われていました。
下北から京都などに出荷された昆布やスルメ、棒鱈など
の乾物は京料理や出汁文化の発展を支える一翼を担い、
下北には京都の様々な文化が持ち込まれました。
ヒバ材の積み出し港として特に栄えた佐井村には漁村歌
舞伎が伝わり、「福浦の歌舞伎」は青森県の無形民俗文
化財に指定されています。

材木石

下北の北西部海岸では、柱状節理とい
う構造をもった岩が露出しています。
大間町や佐井村では、この岩が材木の
積み重なった状態と似ていることか
ら、材木石と呼ばれています。20cm
角の断面で長さが60cmくらいの材木
石は屋根の重しや垣根などに、それよ
り大きなものは石垣や土地の境界など
に利用されています。

集落と北前船

井村は主に漁業が中心の村で、
沿岸部に多くの集落があります。
そのなかで福浦や牛滝などの地区
は地質の境界である谷間に集落が
形成されています。北前船による
交易が盛んに行われた地域であ
り、祭りの山車や蝦夷錦(えぞに
しき)などが伝承されています。

願掛岩

2つの巨大な岩塊からなる願掛岩
は、見方によっては男女が寄り添っ
ているように見えることから、それ
ぞれ「男岩」「女岩」と呼ばれ、縁
結びのスポットになっています。男
岩(画像右側の岩塊)の高さは海抜
100mを超えます。